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炭水化物の代謝 [健康管理]

取り過ぎると中性脂肪として溜め込まれる危険のある炭水化物も、不足すればエネルギー不足の要因になります。ダイエット中に、間違った認識で炭水化物をまったく取らないと、エネルギー不足で新陳代謝が鈍り、脂肪が燃焼せず体重が減ったのに体脂肪率は急上昇なんて、あるかもしれません。

食事から取ったデンプンは消化酵素により分解されブドウ糖となり、小腸で吸収されます。
そして、
*筋肉のエネルギー源(グリコーゲン)に使用
*肝臓に貯蔵
*血液に入り細胞に取り込まれエネルギー源に
*中性脂肪に変わり体脂肪として蓄積
されます。

ブドウ糖がエネルギー変換されるには、解糖(げとう)→TCA回路→電子伝達の路をたどります。

解糖;
ブドウ糖をビルビン酸という物質まで分解する代謝
細胞に取り込んだブドウ糖を酵素の働きにより分解
少量ながらATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーのもとになる物質が発生
ここでは、酸素がなくてもエネルギー補給ができるため、激しい運動で酸素が不足した時には、この経路で産出したエネルギーが使用される

TCA回路;
ビルビン酸はアセチルコエンザイムエーとなりTCA回路へ→
オキザロ酢酸と結合しクエン酸に→(失水素&加水etc.)
以後、色々な物質に変化し、その代謝経路は環状で繰り返し行われる

電子伝達;
TCA回路で作られたクエン酸が回路巡回で生じた水素は、電子伝達系で運ばれ酸素と反応し水を作りますが、その過程で多数のATPが産出されエネルギーとなります。


炭水化物は身体を動かし働かせる基本燃料ですね。

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コメント 2

kaoru

こんにちは。
ご訪問下さり有難うございます。
大変お勉強になりました。
by kaoru (2010-04-29 18:14) 

Daddy恭男

kaoruさん、ありがとうございました。また、ご訪問します。
by Daddy恭男 (2010-04-29 18:32) 

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