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回復期リハビテーション病院~在宅復帰に向けて [猿熊鳥爺さん]

椅子 002.jpg

最近、高齢家族の入院不安等を解消できそうな話題をメモしていますが、
久しぶりの今回は「回復期リハビリテーション病院」です。

入院加療が必要だった急性期の治療を終えた後、
リハビリを集中して行なう病院です。
実際には病院として独立しているよりも、病棟として、またはフロアとして
一般病床と区別されているケースが多いと思います。

ここで行なわれるリハビリは、障害を取り除くことだけが目的ではなく、
障害があっても残った能力を用い、自立した生活を送れるようにするのも
目的としてあります。究極的には、寝たきりの防止に向けた支援まで!
勿論、医師・看護士の他、理学療法士など専門家が配置されています。
ここで少しでも回復することが家族の介護負担軽減に繋がります。

残念ながら、この病院・病棟に入院できるのは、全ての病気ではありません。
脳疾患や骨・神経に関わる病気は、早期にリハビリを開始することで
回復の期待も大きいので、ほとんどが対象になると思われます。
その他に、外科手術や肺炎などの治療で安静にしている間に廃用症候群が
生じた場合等があります。いずれのケースでも、急性期治療後の回復が
目的ですので、発症や術後1~2ヶ月が対象です。
また、在宅復帰のための入院ですので、入院期間は60~180日が限度です。
(対象となる病状・状態で異なります。)
療養が目的の入院や長期にわたる入院治療は対象とならないのですが、
一般病棟に入院中に炎症を患い治療したり、入院当初とは違う病気で手術が
必要となるなどし、安静期間中に廃用症候群となった場合など、対象になる
ケースもあるようです。

一般病棟の大部屋に比べれば、ベッド周りも余裕がありますし、何よりも
生活環境としての明るい雰囲気が最大の差です。大人数で食事スペースで
食事をしたり、回復訓練をしたり、娯楽に興じたり楽しそうです。
それ故、医師が看護士や医療相談員に入院可能か打診するケースも多い
ようです。
(病棟の詳細に関しては医師は全てを把握しているわけでは無いようです。)

ここでの入院期間中、在宅復帰や在宅療養・介護の準備を家族はできます。
希望する場合は医療相談室や看護士に相談します。


猿熊鳥爺さんも腸炎や肺炎の治療安静時に生じた廃用症候群により、
リハビリテーション病棟に移動したのですが、途中で誤嚥による肺炎から
重篤となり一般病棟に逆戻りしてしまいました。主治医が強く提案して
リハビリ病棟に移ったのに残念でした。
脳疾患を患った患者さんが居るため、危険回避のため夜はエレベーターや
階段への出口がロックされていたのが、今でも印象に残っています!


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