疲労⑦（五感）

五感を刺激して疲労を解消しよう。

五感とは視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚をいう。動物が外敵から身を守るために備えている。現代社会は五感が鈍るような生活になっている。五感を刺激することで自律神経の働きが高まり、泣いたり笑ったり感動したりすると免疫細胞の代謝も活発になる。

「視覚を使う」
　パソコンや携帯電話の普及により近くを見ることが多くなっている。姿勢を良くして遠くを見るようにし視覚を使えば、物を観察する力がつく。

「聴覚を使う」
　鳥の声や川のせせらぎの音に心が癒されることがある。自然の音に敏感になれば聴覚を育てることができる。

「嗅覚を使う」
　花の香りを嗅いだとき、自然の中を歩いたとき、明るい気持ちになったり安らかな気持ちになることがある。香りには心を落ち着かせ疲労を回復させる作用がある。

「触覚を使う」
　園芸や陶芸をするなど、全身の肌で温度や心地よさを感じる機会が多い人はストレスを感じることが少ないようである。

「味覚を使う」
　調味料や食品添加物が多く含まれている食品を食べていると、味覚の感覚や舌にある細胞がうまく働かなくなり、味覚の障害にもつながる。薄味にして素材の味を楽しめるようにしたい。