SSブログ

手すり [建物、住宅・邸宅]

手摺りがあれば便利、そう思っていたけど・・・。

昼休みに時々立ち寄る区の施設があります。老人向けの住宅や障害を持っている方の施設も併設している建物で、1階中央は吹き抜けの中庭風で大きなホールになっています。両側の壁には手摺りが設けられています。ただ、棚や自動販売機で隠れてしまっている部分が多く見受けられます。使用していない車椅子がチェーンで手摺りに施錠されている所もあります。

これじゃ、役にたたないなあと考えてしまいます。
でも、実際に手摺りが使えれば便利そうというケースに遭遇したことはありません。
 入り口から手摺りまで少し距離がある。
 広い空間の壁際だけにある。
 ホールにはソファー等が設置され、手摺りの場所まで行くまでに、すでに障害がある。
 段差もなく広いスペースなので、入り口まで来た手段で目的場所に到達できる。
なんて、手摺りが無駄になっている理由を想像しました。

手摺りは、見方を変えれば出っ張りですから、設置場所や付け方次第では不便で危険な存在にも成りかねませんね。必要な方にとっては、必要な所にあれば、便利で役に立つ存在なのですが。

たとえば;
・手摺りの端に服を引っ掛け転倒(両端は下側か内側に曲げて危険を回避。キャップを設置しても引っ掛けの危険は回避不能。)
・腰が曲がっているので頭より高い位置に手摺りがあり使えない(通常は70~80㎝の高さに設置されているようですが、家の中では主に使用する人の身体状況を勘案しないと、不便な物、使えない物と化してしまいます。)
・握れない(掴む動作が無理なケースでは手を乗せて移動できる平らな形状が適します。逆に浴室やトイレなどバーを掴む動作が必要なのに、平らな形状や太すぎる物では不向きとなります。)
・他の家族に邪魔な箇所がある(部分的にアームレストのように折り曲げられるよう設置。)

何を隠そう我が家の階段の手摺りは、中途半端に放置状態で、お恥ずかしいかぎりです。
両側にあるのが望ましいけど、片側は明かり取り用に引き戸があるなど設置不能。危険とされる降りる方向の利き手側に設置できるのが幸い。上の方、あと3段分くらいが未設置のまま。端部分も折り曲げず、切りっぱなしのまま。両端は20㎝水平部分を設けると良いとされているのに、斜めのまま(水平部分を取り付ける余裕は微妙。階下は回り部分。)。うーん、早く何とかしないと!


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。